辞書(じしょ)のいろいろなギモンにこたえるよ!
●日本(にほん)にのこっている、いちばんふるい辞書(じしょ)は、平安時代(へいあんじだい)のはじめごろ、850年(ねん)に空海(くうかい)がつくった『篆隷万象名義(てんれいばんしょうめいぎ)』です。
中国(ちゅうごく)の辞書(じしょ)をもとにした、漢字(かんじ)の辞書(じしょ)でした。
●892年(ねん)ころに、 昌住(しょうじゅう)というおぼうさんがつくったといわれている『新撰字鏡(しんせんじきょう)』は、漢字(かんじ)の辞書(じしょ)ですが、日本語(にほんご)でのよみかた(いまの訓読(くんよ)みのようなもの)もかかれていました。
『新撰字鏡(しんせんじきょう)』は、日本(にほん)ではじめての “国語辞典(こくごじてん)” といわれています。
●つづいて、935年(ねん)に、源順(みなもとのしたごう)が『和名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)』をつくりました。
これも漢字辞典(かんじじてん)のようなものですが、百科事典(ひやっかじてん)のように地名(ちめい)やものごとについてものっていました。
●平安時代(へいあんじだい)のおわり、1180年(ねん)ころに橘忠兼(たちばなのただかね)がつくったといわれる『色葉字類抄(いろはじるいしょう)』は、いまの国語辞典(こくごじてん)にちかいかたちの辞書(じしょ)です。
この辞書(じしょ)は、その時代(じだい)につかわれていた、ふつうのことばをあつめて、いろは順(じゅん)にならべたものです。漢字(かんじ)のよみかたが、ひらがなでかかれていて、ことばのつかいかたをかんたんにしめしています。
●室町時代(むろまちじだい)のなかごろ、1484年(ねん)に大伴広公(おおとものひろきみ)というひとがつくった『温故知新書(おんこちしんしょ)』は、あいうえお順(じゅん)をつかったさいしょの辞書(じしょ)といわれています。
●いまつかわれている国語辞典(こくごじてん)にちかいかたちの辞書(じしょ)ができたのは、明治時代(めいじじだい)になってからです。
1891年(ねん)に大槻文彦(おおつきふみひこ)が『言海(げんかい)』という辞書(じしょ)をつくりました。やく40,000語(ご)のことばがおさめられています。
●いま、日本(にほん)でいちばんたくさんのことばがおさめられている辞書(じしょ)は、『日本国語大辞典(にほんこくごだいじてん)』という辞書(じしょ)です。500,000語(ご)のことばがおさめられています。