2011年11月30日
2012(平成24)年は辰年。いまの小学五年生の多くが来年、初めての「年男」「年女」となりますね。
現在、発売中の『小学一年生』1月号には、とじこみふろく「たつ年しんぶん」がついています。これは、カラーポスターまるごと1枚で、来年の干支である「辰」=竜の秘密や伝説を紹介するものです。
そもそも古代中国で考えられた干支(えと)は、十二の生き物を表す十二支(じゅうにし)と、甲・乙・丙・丁...などの十干(じっかん)を組み合わせて、日付・年月などの暦をはじめ、時間や方位を表すのに用いられるようになったもので、それが日本に伝わったといいます。
そして『小一』の「たつ年しんぶん」でも解説していますが、十二支に当てはめられている十二の生き物のなかで唯一、竜だけが想像上の生き物です。
想像上の生き物だけど、だれもが知っている。今回は、そんな竜の秘密を少しご紹介しましょう。
まず興味深いのは、竜の体がいろいろな生き物に似ているという点です。体はヘビ、角はシカ、赤い目はウサギ(鬼という説も)、背中のうろこはコイ、爪はタカ......に例えられます。「竜に九似(きゅうじ)あり」、つまり体の各パーツがそれぞれ9つの生き物に似ているというのです。
いろいろな動物の強そうなところを「いいとこどり」なわけですから、竜のイメージが「強く偉大」なのにも納得がいくというもの。
そのためか古代より中国では、竜は権力者としての皇帝のシンボルとされ、「竜顔(帝王の尊い顔)」など、皇帝にまつわる表現にも竜が使われています。
日本はもちろん漢字文化圏では、人名にもよく使用されている「竜・龍」の字。芥川龍之介、堀辰雄、坂本龍一、村上龍......などの有名人がそう。しかも全員、辰年の生まれです。
また、竜ののど元には1枚だけ逆さに生えたうろこ「逆鱗(げきりん)」があります。これに触れられると、竜が怒ってその人を八つ裂きにしてしまうということから転じて、目上の人の怒りを買うことを「逆鱗に触れる」というのです。
このほかにも、竜にまつわる言い伝えの数々を『小一』の「たつ年しんぶん」では、わかりやすく図解しています。
ふだんの生活ではあまり意識しない十二支ですが、とくに年末年始のこの時期、年賀状の図案でその年の十二支を意識する人も多いはず。
「わーい! 年男だ」とか、「また、年女だわ」とか、いろんな思いもあるでしょうが、来年は、空にのぼっていく竜のように、上向きな年になりますように......!