2012年2月 1日
2月に入り、中学受験もいよいよ佳境。受験生のみなさん、受験生のいる保護者のみなさん、毎日おつかれさまです!
そんな大切な時期なのに、インフルエンザはいまが流行のピーク。塾で最後の追い込みをかけたいけれど、体調管理も万全にしたい・・・という受験生にありがたいのが、これまでにも何度か当ニュースでご紹介している"インターネット塾"です。
決められた時間に、決められた場所に出向いて、決められた仲間たちと競い合いながら学ぶ。進学塾というと、このスタイルをイメージする人がほとんどのはず。
もちろん、同じ目標を持つ仲間がひとつところに集まって学ぶことは、競争意識や仲間意識を育てるためにとても重要なこと。ですが、それと同じくらい重要なのが、塾に通っていない日の家庭学習をいかにするか、なのです。
講義でのやる気をキープしたまま、習ったことをしっかり反復して苦手をつぶす。塾のパフォーマンスを最大限に上げるには、まとめの場所である家庭でどれだけ効率よく学習できるかがカギとなります。
そんな家庭学習の補助ツールとして誕生し、いま右肩上がりで利用者を増やしているのが、通称"インターネット塾"。ネットとパソコンを使って、好きなときに好きなだけテキストや講義映像を見て復習や予習をするという、クラウド時代の新しい塾のしくみです。
タブレットで「塾」を持ち運ぶと、家庭学習はどうかわる?
2012年2月1日、進学塾の浜学園(兵庫県)は、授業映像配信サービスの「Webスクール」をMac、Androidの各環境に対応させました。
これにより、これまでWindowsを搭載したパソコンだけでしか見られなかった講義映像が、MacやAndroidを搭載したタブレットでも見られるようになっています。
「近ごろは電子辞書を持つ子ども達が増えています。私たちは"ポスト電子辞書"として、タブレットを考えています。いままで紙の辞書や電子辞書、便覧などを手元において活用していたように、これからは机の上にタブレットをおいて学習するというスタイルが近い将来やってきます」(浜学園Eラーニング特任研究員・圓林真吾さん)
なるほど。タブレットなら、デスクトップパソコンのように場所にしばられることなく、たとえばリビングのテーブルの上で見ることができ、勉強机の上に置いても邪魔にならないなど、子どもの学習スタイルに合わせて「講義映像」を自由に持ち運びできます。
また、保護者のほうも、通勤などの移動時間を利用して、子どもとともに取り組むテキストの講義映像をタブレットでしっかり研究できそうです。
Mac、Android搭載タブレットであれば基本的にどんな端末からでも聴講は可能。浜学園では、サポートの円滑化や保護者への啓蒙という観点から、Android搭載タブレットにおいてはNEC社のタブレットを推奨端末としている。
さらに同2月1日から新たに配信される講義映像は、小4・小5・小6の算数と、小5・小6理科のメインテキストの全問解説映像。テキストの全ての問題に対して解説講義の映像が届けられます。
「紙だけで作られていたテキストが、すべての設問に映像がくっついた多重構造的なテキストへシフトしつつあるということです。"そのテキスト、授業はついてないんですか?"という時代がやってきたのです(笑)」(浜学園・圓林さん)
子どもにとって身近な情報端末は、いまやゲーム機、辞書、携帯電話だけにとどまりません。彼らが毎日使っているランドセルに、携帯電話を取り付けるフックや、タブレット専用の衝撃吸収ポケット(?)が誕生する日もそう遠い未来ではないのかも・・・。
ともあれ、"持ち運べる塾"の登場で、子どもの学びがますます進化することは間違いなさそうです。
【取材協力】
浜学園:http://www.hamagakuen.co.jp/