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大賞受賞作「もちた」が分かる!「もちた」の紹介審査員、満場一致

この作品、「傑作だ」と大絶賛する人と
「よく、わかんない」と眉をひそめる人 に別れるのではないでしょうか。
読み手を選ぶ作品のような気がしてなりません。
でもそれって、すごくないですか?
独特の世界をもち、読者を自らが選ぶ作品なんて意図的に書けるものではありませ ん。
決して、ありません。
これは才能です。

あさのあつこ(作家)

この作品はスリラーともホラーともつかない不思議な雰囲気をもっています。
それは明らかに作者がねらってつくりだしたもので、それがまずお手柄です。
さらに手紙をつけたトカゲや家庭内暴力で引きこもりになった女の子といった細部 がいい。
しかも、最後にはすべてきちんと謎解きもされている。

石田衣良(作家)

この作者は、周りの状況を察知すること、人を観察して人間関係を把握するの が、
とてもうまい女の子だと思う。
それが作品作りに生かされてます。
とかげに「もちた」と名付けるセンスもいい!

西原理恵子(漫画家)

不思議な雰囲気の小説で、まさしく文学の香りを持っている。
「外の景色は、不愉快なほど美しかった」という冒頭の文から読者を独特の世界に 引き込む。

樋口裕一(作家/翻訳家)


あらすじ
ある朝、青池初花は仕事場で一匹のとかげを見つける。
そのとかげの体には手紙がくくられており、少女とおぼしき差出人に初花は興味本位で返事を書いてみる。
しばらくして初花の前に手紙がくくられたとかげが再び現れ、とかげを通した奇妙な文通が始まる。
同僚の近所で起きた一風変わった事件ともリンクし、何の変哲のもない初花の生活が少しずつ変わっていく。
「もちた」試し読み