Column
子どもの安心コラム

第1回:
名古屋の母・由香さん(39歳)が二人の子どもに口を酸っぱくして言い聞かせていることは「チャイムが鳴っても出ちゃダメ!」

PTA・地域ボランティアがキャラクター付きブルゾンで集団パトロール

子どもが幼稚園児や一年生の時は、公園も一緒に行ったり、友達の家に遊びに行くときも親子でということが多いです。これは親同士の情報交換や話をする機会になるだけでなく、交通安全の注意事項などを教えるためでもあります。

しかし学齢が上がるにつれ、子どもだけで行動することも多くなり、親の目も届かなくなるものです。家庭によっては夕方のお稽古事は親が送迎するものの、子どもだけで往復するような場合はGPS機能付きの携帯電話を持っている児童も少なくありません。

夜間は目立つように、自転車の反射板の数を増やしたり、上着に反射テープを縫い付けたりして、自動車から見やすいように工夫しています。またスウェーデン製のグリミス(Glimmis)というリフレクターも様々な形があり人気ですよ。

我が家には小学四年生と二年生の子がいますが、知らない人から声をかけられてもついていかないよう口を酸っぱくして行っています。たとえ「お母さんが事故で病院に行ったから連れて来てと言われた」と言われても学校に戻るか、逃げるかするように教えています。

怖い目に遭ったら大きな声で助けを呼ぶこと、外で遊ぶときは同じ方向の友達と一緒に帰ってくることも約束させています。留守番をする時は、電話がきても着信番号を確認すること、家のチャイムが鳴っても出ないこと、と伝えています。

名古屋市は不審者情報を瞬時に配信

小学校も児童の安全に配慮して様々な活動を行っています。名古屋市では「なごやっこあんしんメール」というメール配信サービスを希望者に行っています。これは区内の不審者情報を瞬時に配信したり、修学旅行などで児童が家を離れた時の現状報告にも活用されているもの。この他にも手紙でも不審者情報の発信をしていますよ。

登下校時には分団でまとまって一人では帰らないよう指導をしているようです。1学期の間、低学年の下校時には教師が通学路の途中まで送っていくようにもしています。PTAでは「地区委員会」というものがあり、各分団で数名の保護者が選出されます。地区委員は年に数回パトロールを行い、通学路に危険な場所はないか、店を回り子どもだけでコンビニエンスストアに行くようなことがないかなどを調査しています。また自転車に「○○小学校PTA パトロール」と書いた札を貼り、下校時間に学校近辺を回ったりもしています。

名古屋市教育委員会では、就学時に黄色い帽子と防犯ベルを入学祝に全一年生に配布しています。この防犯ベルをランドセルにつけて、危険なときには鳴らすためのものです。また、愛知県では「こども110番の家」を一般家庭から募集し、玄関先に看板をかけさせてもらっています。これは子どもが何かあったときに、近くの家に駆け込みやすいようにとの配慮から始まったもの。他にも小学校下校時刻に学校近辺のパトロールカーによる巡回なども適宜行っています。

私自身は、知っている子どもが一人でふらふらしていたら声をかけるようにしていますが、本当は地域の目が不審者から守るような社会になるのが理想的だと思います。近所の人には挨拶をする、地域の活動に参加することによって子どもだけでなく、地域全体が安全になっていくはずです。

文/ゆか

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