今月の新刊ココ読んで!

5月の「新刊ココ読んで!」は、「算数の強化書」「先生に向いていないかもしれないと思った時に読む本」。新学期が始まって1か月、今の時期に読んでおきたい本2冊です。

細水保宏の算数の強化書

算数好きを増やしたい。おもしろい授業がしたい。
大切なのは、「授業力」の強化です!

算数指導の経験豊かな細水保宏さんが、算数のおもしろさや楽しさを伝える授業づくりの秘訣をまとめた本書。

算数の基本の14の強化ポイントを、板書例や図版、イラストもたくさん使って紹介。若い先生たちへの具体的なアドバイスが満載です。

そんな本書のおすすめのポイントを著者自ら語ります。

細水保宏の算数の強化書
  • 定価:本体1,800円+税
  • 発売日:2016年5月14日

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ためし読み

先生もいっしょに楽しまなければ、算数好きは育たない

子どもたちが、算数を好きになるかどうか。それには、教師の力が大きく影響します。算数の楽しさを知ってもらうためには、先生自身もおもしろいと思える授業をすること。そんな授業づくりには、先生の「授業力」の強化が不可欠です。

「授業力」とは、教師の授業する力のこと。授業観、教材研究力、学習指導力、教師の人間性の4点でとらえています。すぐに身につくものではないですが、ちょっとした工夫を重ねることで、授業力が鍛えられ、授業が変わります。そして、子どもたちも、みるみるうちに変わっていきます。

授業づくりのポイントは、「はてな?」と「なるほど!」

授業づくりのコツは、まず「なるほど!」を考えること。子どもたちが「なるほど!」と感じるには、そこに結びつく「はてな?」がなければなりません。それが子どもたちの口から出てくるように、問題と問題提示を工夫します。

「はてな?」を解決して、「なるほど!」を感じたら、「だったら〜」と考えて、問題を広げたり深めたりして次の「はてな?」と「なるほど!」につなげる。このように追究する活動の楽しさを、子どもたちに知ってもらうことが大切です。

おもしろい授業づくりのためのアイディアがたくさん

算数の授業では、子どもたちに、「できるようになってほしい、わかってほしい」と思うあまり、つい「おもしろさ、楽しさ」を忘れてしまうことはないでしょうか。

「おもしろさ」の観点からの工夫が、授業を大きく変えます。本書では、おもしろい言葉がけや仕掛けのアイディアをたくさん紹介しています。そして、算数の指導の基本がわかるように、基本の14項目の強化ポイントを、低学年、中学年、高学年に分けて、さまざまな例を示しながら、わかりやすく説明しています。

本書を参考に、「授業力」を鍛えて、ぜひ楽しい算数の授業をやってみてください。

目次

  1. はじめに
  2. 算数コラム
  3. 強化1 整数を強化する!
  4. 強化2 分数・小数を強化する!
  5. 強化3 たし算を強化する!
  6. 強化4 ひき算を強化する!
  7. 強化5 かけ算を強化する!
  8. 強化6 わり算を強化する!
  9. 強化7 長さを強化する!
  10. 強化8 面積を強化する!
  11. 強化9 図形を強化する!
  1. 強化10 図形を観る窓を強化する!
  2. 強化11 関数の考えを強化する!
  3. 強化12 式を強化する!
  4. 強化13 割合を強化する!
  5. 強化14 統計を強化する!
  6. 授業力強化のポイント1 問題解決型学習(1)
  7. 授業力強化のポイント2 問題解決型学習(2)
  8. 授業力強化のポイント3 思考力・表現力
  9. 授業力強化のポイント4 学び合い
  10. 授業力強化のポイント5 言語活動の充実
  11. 授業力強化のポイント6 指導と評価

この本の推薦者

著者 細水保宏さん

新刊紹介動画サイト「ウチノヨメ。」より

1954年神奈川県生まれ。横浜市立三ツ沢小学校、六浦小学校教諭、筑波大学附属小学校教諭、副校長を経て、2015年より現職。横浜国立大学非常勤講師、日本数学教育学会常任理事、全国算数授業研究会前会長、ガウスの会会長、教科書(教育出版)執筆。学習指導要領解説算数編作成協力委員(平成20年文部科学省)。著書多数。

先生に向いていないかもしれないと思った時に読む本

「自分を大事にする」と、
心の中のモヤモヤが消え、仕事の意欲が自然に湧いてくる

やる気が出ない、保護者対応が苦痛、苦手な子どもがいる、怒りをコントロールできない、やる気に満ちた同僚が羨ましい……。
 誰にも言えないけれど、「こんな私、先生に向いていないかもしれない」と、人知れず悩んでいる方はいませんか。
 著者の石原加受子さんは言います。
 「いいえ。それは、決して素質がないのではなくて、自分を大事にしてこなかった結果なんです」

先生に向いていないかもしれないと思った時に読む本
  • 定価:本体1,200円+税
  • 発売日:2016年5月11日

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ためし読み

学校では教えてくれない!? 「自分を大事にする」って、こういうこと 

先生に向いていないかもしれないと思った時に読む本

あなたは今、何をしたいですか?
 「自分が何をしたいかなんてわかりません。とにかく、しなければならないことでいっぱいで……」  という人は、要注意。
 「つらい」という気持ちにも気づかずに無理を重ね、ある日突然、体が動かなくなる……なんてことにもなりかねません。

自分を大事にするということは、自分勝手にふるまうということではありません。
 その時々に自分が感じている「~したい」(あるいは「~したくない」)という気持ちに気づいて、少しでもそれを叶えてあげることなんです。
 そうすることで、もっとイキイキと仕事ができるようになります!

「自分を大事にする」は、あらゆる悩みを解決するマスターキー  

本書の特徴は、「子どもとの距離が近くなりすぎる」「保護者の協力が得られない」「管理職が動いてくれない」「先生同士のネットづきあいに疲れる」……など、先生からの様々な悩みについて、それらを全て「自分を大事にする」という視点から解決しているところです。

通常、こうした悩みは、「~すべきなんだろうか?」「こうしたら、相手はどう思うだろうか? いやいや……」などと、ああでもないこうでもないと悩んだ挙句、やっとの思いで答えを出しても期待した結果にはならず、余計に自信をなくす……ということにもなりかねません。

でも、「自分を大事にする」という視点を持つと、答えがブレません。
そして、どんな結果になったとしても、満足ができるので、自己信頼が高まるのです。

本書では、そうした考え方のプロセスを、具体的な悩みについてそれぞれ紹介しています。

本当に子どもを幸せにする教師とは?

トラブルの大半が人間関係にあると言われています。それは、子どもも同じこと。

もし先生が「自分」のことを無視して生きているとしたら、どんなに子どもたちの力になろうと思っても、「自分を大事にする方法」を教えることはできません。

先生が、「自分を大事にする」姿を見せれば、その姿は子どもたちの心に残ります。
 これから同じような悩みを抱え続ける子どもたちにとっても、あなたのそんな姿こそが大きな励みになるのではないでしょうか。

「先生に向いていないかもしれない」そう思ったら、自分を大事にするチャンスタイム。この本をテキストにして、「自分を大事にする」レッスンを始めましょう!

目次

  1. 第1章 「先生」である前に「自分」を大事にしよう
  2. 第2章 「自分」を大事にした先生の悩み解決例
  3. 第3章 学級の荒れは、先生の心の荒れ?
  4. 第4章 休むという選択について
  1. コラム1 子どものトラブル解決のヒント
  2. コラム2 傷ついた心を立て直すレッスン

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