今月の新刊ココ読んで!

6月の「新刊ココ読んで!」は、「チームで取り組む 中学生生徒指導入門」。入門書ですが、若い先生だけでなく、5年目、10年目の先生、そして小学校の先生にもおすすめです。

チームで取り組む 中学生生徒指導入門

生徒指導は生徒理解! 
思春期の中学生を理解するには?

生徒指導の基本は、生徒理解。思春期の中学生をどう理解したらいいのか、4人の現役の先生たちが、実例を示しながらアドバイスしています。

そんな本書のおすすめのポイントを、著者の1人で、公立中学校校長の中野敏治さんが語ります。

チームで取り組む 中学生生徒指導入門
  • 定価:本体1,700円+税
  • 発売日:2016年6月15日

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ためし読み

 子どもを見る目は、変えてはいけない

この本は、小学校の教員1名、中学校の教員3名で書きました。第1章では、まず小学校の先生が、実際に行っている児童指導法について書いています。中学校の教員が、小学校のことを知らなければ、生徒指導はできません。何年も前に始まった小学校と中学校の連携。その方法は時とともに変わっています。

しかし、変えてはいけないのは子どもを見る目。生徒指導を行う際には、小中学校の教員が、同じ見方で子どもたちを見て連携することが大切です。

 ふだんから、よりよい生活を送るための指導を

第2章では、中学校の教員が、最近よくある生活指導上の問題、例えばインターネットやスマホ利用で起きるトラブルへの対応などについて、具体的に書いています。

生徒指導とは、何か問題が起きた時に対応するだけでなく、ふだんから、よりよい生活ができるように指導すること。生徒と一緒に取り組んでいる事例も紹介します。

生徒指導は生徒理解。生徒を理解するためには、学級担任が工夫して学級経営を行うことが重要です。学級経営の工夫についても、具体例を挙げて説明しています。

 生徒会活動を通じて、地域とつながる

生徒たちは、学校だけでなく、地域でも生活しています。学校は地域の中にあるのです。 第4章では、生徒たちが自治的活動をする「生徒会」の様々な活動についても紹介しています。

学校と地域が連携し、生徒が地域とつながっていくためにどんなことが行われているのかがわかります。

 大切なのは、“チーム”での取り組み

人は、問題にぶつかったとき、多面的な物事の見方を求めて、周りの人に相談したりします。1人で考えていると、問題を一方向でしか見られなくなるからです。

思春期の中学生たちの姿は、一面的ではありません。彼らを多方面から見つめ、よりよい生活指導をするために、先生たちには、ぜひチームで課題に取り組んでほしいと思います。

目次

  1. はじめに チームで取り組むことの大切さ
  2. 第1章 中学校へ入学する6年生は
  3. 第2章 今の中学生は
  1. 第3章 学級担任としての生活指導
  2. 第4章 生徒会活動から
  3. 第5章 地域・外部機関との連携

この本の推薦者

編著者 中野敏治さん

新刊紹介動画サイト「ウチノヨメ。」より

神奈川県山北町立山北中学校校長。1958年生まれ。教育委員会指導主事、教頭、教育委員会課長を経て、現職。主な著作に、「若い教師のための中学校の通知表記入文例」(小学館)「この一言で子どもが伸びた」(学事出版)「The生徒指導」(明治図書)などがある。「NHKラジオ深夜便」への出演や、「やまびこ会(全国教育交流会)」代表を務め、季刊誌「教育現場からの発言集」(YPC)を発行している。

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