"センセイの卵"応援企画!教員採用試験まるわかりQ&A 毎月15日更新!

試験対策のギモン -回答-

Q.実技試験の評価の観点は?
A.実技試験、というと技術力の高さが評価基準だと考えてしまいがちだ。しかし、あくまでも教師は指導することが第一。教師自身の技術力ばかり高くても、指導ポイントを押さえきれていなければ、教師としては失格だ。
その意味で、実技試験では試験官がどこに着目しているかを理解しておくことが大切である。例えば体育では、実際に子どもたちに指導すべきポイントが実践できているかが評価の基準になる。実技が「できる・できない」だけでなく、ポイントを押さえた正しい実技ができるよう、繰り返し練習しておくといいだろう。
なお、一般的な実技試験では、実技に取り組む姿勢や意欲、人間性、判断力、表現力など、さまざまな面が評価の対象となる。失敗を恐れずに熱意をもって挑んでいこう。
Q.「論作文」試験の対策法は?
A.論作文で出題されるテーマは、教育論や教育課題、教師論や教育時事などが一般的。しかし近年では、学習指導や生徒指導の具体的事例について、その対応を書かせることも増えてきた。そうした問題に備えて、自分が教育現場に置かれている場面を想定し、児童・生徒にどう対処するかを日頃から考えておくことが大切だ。
論作文は一般教養や教職教養とは違い、暗記が通用しない試験だ。また、文章表現や論旨の展開スタイルなどは、数多く「書く」ことによって磨かれていく。1週間に1回、2週間に1回などとノルマを設け、必ず論作文を書き、先生や先輩から添削を受けることを実践していくといいだろう。また、手紙やメールなど、論作文以外の場面でも、意識的に文章を書くことを習慣づけ、文章力を高めていきたい。
Q.「専門教養」試験の対策法は?
A.「専門教養」試験は、実際に担当する教科の知識と指導力について問われる試験。小学校では全教科が、中学・高校は志願する教科の内容が出題範囲となる。単に教科に関する知識を問うだけでなく、学習指導要領に基づいた指導力や活用力を問う問題が多く出題されるため、学習指導要領についての深い理解が必須となる。
2008年3月に告示された新学習指導要の完全実施は小学校が2011年、中学校が2012年からとなるが、すでに移行措置は始まっている。改訂のポイントやねらいをしっかり理解し、新学習指導要領に対応した指導案の作成にも慣れておきたい。
Q.「教職教養」試験の対策法は?
A.教育原理・教育法規・教育心理・教育史の4分野からなる「教職教養」試験は、教育者として必要な教養を試される試験。教育に関する専門的な知識・教養が求められるので、受験する自治体の出題傾向を分析して、早い時期から準備を始めておきたい。
なかでも注意しておきたいのが、教育時事問題。教育改革の動きに合わせ、法令改正や中央教育審議会答申の内容を問う問題が頻出。また、各自治体の教育施策や教育課題についての問題も増えているので、文部科学省や各自治体の教育委員会のホームページなどから情報収集をし、教育界の動向がどう変化しているか、しっかり把握しておこう。
また、文部科学省の調査結果や生涯教育、情報化の進む社会での著作権やモラルに対する意識、教育現場で実際に起こりうる場面に対する指導や対処法を問う問題なども増えてきている。これらの領域についても、予想問題などに当たりながら傾向をつかんでおきたい。
Q.「一般教養」試験の対策法は?
A.「一般教養」試験では、社会人が身につけるべき一般常識や教養、学校で学んだ基礎的な知識が問われる。その特徴は、幅広い出題範囲。受験地によって多少の違いあるものの、国語、数学、理科、社会から一般常識、時事問題、受験地のローカル問題まで、まんべんなく出題されるため、ポイントを押さえた学習が必要となる。受験する自治体の過去問で傾向を分析したあと、中学・高校の教科書や市販の参考書・問題集などで効率よく学習を進めていこう。なお、近年では「一般教養」試験を実施しない都道府県・市も増えているので、自分の志望する自治体の受験要項はしっかり確認しておきたい。
Q.適性検査って、なにをするの?
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A.適性検査は、教員の資質として必要とされる情緒安定性、責任感、積極性、自立心、自制心、指導力、協調性、外向性、研究意欲などの特性をもっているかを調べる性格検査で、総合的に人物評価を行うための補完的な役割を担っている。
検査の種類はさまざまで、自治体ごとにそのひとつ、あるいは複数を組み合わせて実施している。特別な対策は必要ないが、どんな試験なのかをあらかじめ知っておくことは大切。問題集なども発売されているので、一度は練習しておきたい。
Q.実技試験ではどんなことを行う?
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A.実技試験は、実技指導が必要な校種・教科について行われ、小学校志願者には、ほとんどの自治体で体育(水泳や器械運動、ボール運動など)と音楽(ピアノ・オルガンの伴奏や弾き歌い)が課される。これらの試験では、課題をある一定以上のレベルでクリアできているかという点に加え、実際に子どもに指導するポイントを押さえているかどうかも評価の対象となる。技術の巧拙だけが評価されるのではないことを心得ておこう。
なお、中学校・高校では、英語、音楽、保健体育といった教科で実技試験が実施されるほか、英会話やパソコンの実技を課す自治体もある。
Q.面接試験にはどんな種類がある?
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A.面接試験は「人物試験」とも言われ、受験者の教員としての資質や適性、教職に対する熱意など、人間としての総合的な評価を行う試験。「個人面接」「集団面接」「集団討論」「模擬授業」などから複数の面接を組み合わせて実施することが多く、一次試験と二次試験の両方で面接試験を行う自治体も増えてきている。
なお、近年は民間人を面接官に起用したり、「場面指導」「スピーチ」といった多様な形式も積極的に取り入れられている。
想定される質問に対する答えをまとめておくほか、模擬面接などの場数をできるだけ数多く踏んで本番に臨みたい。
Q.筆記試験には、どんな問題が出るの?
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A.筆記試験には「一般教養」「教職教養」「専門教養」の3種類の教養試験と「論作文」があり、自治体によってそのすべて、あるいは一部が実施される。
教員の資質向上が求められる中、近年は筆記試験でも実践的な指導力を見る論述式の問題を増やしたり、論作文を重視する傾向にある。これらの筆記試験は出題範囲も広く、つけ焼き刃の勉強では合格はおぼつかない。余裕のあるスケジュールのもと、計画的に学習を進めていこう。
Q.教員採用試験に向けての心構えは?
A.教員試験対策の第一歩は、万全の情報収集。受験地の試験内容や過去問をチェックするのはモチロン、面接試験のケイタイや質問項目、実技試験の科目と実際の試験の流れ、さらには受験会場の様子なども、先生や先輩などから情報収集しておきたい。実際の試験内容がわかっていれば、試験勉強も的を絞った効率的なものになる。また、当日の試験会場の様子をイメージできていることは、過度の緊張を防ぐことにもつながるはずだ。
情報を制する者が採用試験を制す。そう心得て、大学や教員採用試験対策講座などで得たネットワークを最大限に活用しよう。
教員採用試験のギモン
Q. 臨時採用教員って、なに?

Q. 私立学校の教員になるには?

Q. 社会人からでも教員をめざせる?
Q. 自治体の「独自採用」って、なに?
Q. 「大学推薦枠」があるって本当?
Q. 「特別選考」にはどんなものがある?
Q. ズバリ、教師になりやすい自治体は?
Q. 教員採用試験は併願できる?

Q. 教員採用試験のスケジュールは?
Q. 教員採用試験って、どんな試験なの?
試験対策のギモン
Q.実技試験の評価の観点は?

Q.「論作文」試験の対策法は?

Q.「専門教養」試験の対策法は?

Q.「教職教養」試験の対策法は?

Q.「一般教養」試験の対策法は?

Q.適性検査って、なにをするの?

Q.実技試験ではどんなことを行う?
Q.面接試験にはどんな種類がある?
Q.筆記試験には、どんな問題が出るの?
Q.教員採用試験に向けての心構えは?
教師という仕事へのギモン
Q.いま、どんな教師が求められている?
Q.教職大学院ってどんなところ?

Q.教育界の新しい動きを教えて!

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Q.教師の待遇について教えてください!
Q.教育委員会って、どんなところ?
Q.教師の生活って、どんなもの?

Q.教員免許更新制度って、どんなもの?
Q.教師になるために必要なものは?
Q.教師って、日本にどれくらいいるの?